2019年12月27日

サッカースペインA代表の専属トレーナー ファン・ムロ氏がスーパースターを支える技術を伝授

首都医校・大阪医専・名古屋医専は、レアル・マドリードで19年間活動し、現在は世界最高峰のチームであるサッカースペインA代表の専属トレーナーを務めるファン・ムロ氏を招いて特別講義『スペインサッカーA代表を支える予防医学と実態』を行った。

ファン・ムロ氏は、1996年~2015年の間デビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドなどスーパースターたちが所属していた時代にレアル・マドリードの専属トレーナーとして活動し、現在は“無敵艦隊”の愛称で呼ばれるサッカースペインA代表の専属トレーナーとして数々の有名選手たちをサポートしている。

講義では、選手がケガをした際の具体的な治療方法として、「レアル・マドリードは1人の選手がケガをしたとき、メディカルチーム全員でサポートをします。すぐにケガを直すことを求められるなか、チーム全員で協力をし、様々な視点でアプローチをして、よりベストな状態で復帰できるようサポートをするとのこと」などトレーナーとしての考え方や姿勢についての指導があった。

講演後の質疑では、受講した学生からレアル・マドリード時代の話やトップレベルの選手たちとの関わり方についての質問に、「プロの世界で活躍し続けるには、アスリートのために環境づくりをし、大きな信頼を得ることが大事だ」とファン・ムロ氏。28年間のトレーナー経験を通して培ってきたコミュニケーション力・継続した学習・ヒアリング能力が最も重要であることを伝えていた。



ファン・ムロ氏

1996年~2015年の19年間レアル・マドリードの専属トレーナーとして活躍。
他にも、1998 FIFAワールドカップ フランス大会ではクロアチア代表として、2018 FIFAワールドカップ ロシア大会ではスペイン代表として選手たちのサポート。
現在もスペイン代表のトレーナーとして活躍中。

   

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