「スポーツチームのコロナ禍の体調管理」について意識調査　(株)ユーフォリア

TEXT 編集部　PHOTO ユーフォリア

（株）ユーフォリア（本社：東京都千代田区）は、同社が開発・提供するスポーツ選手のための体調・コンディション管理ソフト「ONE TAP SPORTS（ワンタップスポーツ）」ユーザーに対し、「スポーツチームのコロナ禍の体調管理」について意識調査を行った。

同社では、コロナ禍に苦しむ国内のスポーツチームと医療従事者をサポートするために、2020年4月から12月末までの8カ月強におよびコロナウィルス感染症対応「体調チェック機能」を無料で提供しており、今回の意識調査は、ONE TAP SPORTSで感染症対策を行っているチームを対象に行っている。

■ 調査結果トピックス
ONE TAP SPORTSで感染症対策を行う以前は、過半数のチームで「紙に記入・口頭で報告」などのアナログ体調管理を行っていた
47%のチームが「コロナ禍でもポジティブな影響あり」と回答。「オンライン化、デジタル化が進んだ」「選手の体調管理の意識が高まった」「メンタル面で成長した」などの影響があったと答えた
9％のチーム（10チームのうち約1チーム）でPCR検査の陽性者が1人以上出ていた
PCR検査の前にONE TAP SPORTSで体調の異常を検知できたケースは83%
陽性者が出たチームで大変だったことは、「行動履歴のとりまとめ」「濃厚接触者の特定」「陽性者の隔離」など。ONE TAP SPORTSによって、それらに迅速・効率的に対応できたとの回答が多かった

調査概要は下記の通り。

■ 調査概要
調査対象：ONE TAP SPORTSご利用中チーム（医療機関含む）のチーム管理者
調査期間：2020年11月9日（月）～11月16日（月）
調査方法：インターネットによる調査
有効回答数：133チーム

■ 調査結果
回答者所属（属性）

ONE TAP SPORTSで感染症対策を行う以前は、過半数のチームで「紙に記入・口頭で報告」などのアナログ管理を行っていた

Q：ONE TAP SPORTS利用前はどのような方法で体調管理を行っていましたか？

＊その他の回答：Googleスプレッドシート利用、Googleフォーム利用、LINE利用、管理を各個人に委ねられていた、それまでは記録していない、など

PCR検査を定期的に行っているチームは15% 必要に応じて行うチームが7割
Q：チームでは定期的にPCR検査を行っていますか？

＊その他の回答：リーグ開幕前に全体で実施、トップチームだけ定期的に行っていた、抗原検査を定期的に行っている、合宿前に実施　など

PCR検査で陽性者が出たチームは9.1％
Q：PCR検査で陽性は出ましたか？

＊その他の回答：検査をしていないので不明、現時点ではPCR陽性者は出ていない　など

PCR検査の前にONE TAP SPORTSで体調の異常を検知できたケースは83% 無症状のケースも14%
Q：PCR検査を行う前にONE TAP SPORTSで異常値を確認していた項目は？

ONE TAP SPORTSを使うことによって、体調・コンディション管理の意識が高まり（72%）、早期対策とれた（37.9%）
Q：ONE TAP SPORTSで感染症対策を行うことにより、良かった点を教えてください。（複数回答）

＊その他の回答：遠隔でデータを確認できる、感染から約2日後に発症することがわかった、授業受講時にも体温記録の提示として役立った、声掛けのタイミングが早くなり、信頼関係にもつながっている、体調が一括管理できた、履歴が残り、探しやすい、入力・閲覧がしやすく、生活の一部となった　など

陽性者が出たチームで対応が大変だったこと…「行動履歴のとりまとめ」「濃厚接触者の特定」「陽性者の隔離」
Q：陽性が出た時の対応でもっとも大変だったことはどんなことでしたか？（フリーコメントによる回答）
・行動履歴の報告
・任意検査→行政検査→保健所とのやり取り
・行動履歴のとりまとめ
・全体練習ができず全員が集まれなかった時のケア
・陽性者の２週間の行動履歴、濃厚接触者の特定・行動履歴
・行動履歴の把握、自宅待機期間中の体調把握
・全員入力の徹底
・保健所との対応、陽性者の隔離、体調・行動の報告

例年に比べての怪我の発生状況について、過半数のチームが「変化なし」と回答
Q：コロナ禍を経て活動再開後、選手の怪我の状況について教えてください。