2022年04月08日

スポーツ医療従事者の国際資格の講習「PHICISコース Level2」を順天堂大学が開催

順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構(鈴木大地機構長)は3月26日・27日の両日、スポーツ現場における医療従事者の国際資格の講習「Pre Hospital Immediate Care In Sport(PHICIS)コース Level2)」を順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスで開催した。

講習の内容は、スポーツ現場で起こりうる外傷や障害の初期診療に必要とされる実践的な知識・スキルの習得のため、座学だけでなく、講師の指導のもとシミュレーターや実際の器具などを用いて傷病者発生から搬送までの内容をプロトコールに沿って行うための実技訓練や試験が行われた。

順天堂大学では同機構が中心となってスポーツドクターの受講を支援しており、今回の講習は、同機構が一般社団法人PHICIS JAPANの提携機関となって初めて実施したもの。同大学からも2日間で約10名のスポーツドクターが参加し、講習を修了した。また、26日に行われた講習では、PHICISコース エデュケーターでもある順天堂大学スポーツ医学研究室の塩田有規医師が講師を務めた。

Pre Hospital Immediate Care In Sport(PHICIS)コースとは
Pre Hospital Immediate Care In Sport(PHICIS)コースは、“スポーツ現場における病院前医療”の標準化を図ることを目的に実施されている国際資格の講習。スポーツに関わる一般の方を対象としたLevel1から、医療従事者を対象としたLevel2、Level3まで3つのコースがあり、コースを修了すると英国のエジンバラ王立大学にPHICIS修了者として登録される。日本では現在、Level2、Level3合わせて約300名(2021年12月現在)の医療従事者がコースを修了しており、これまでにラグビーワールドカップ2019日本大会やTOKYO2020オリンピック・パラリンピックなど、トップレベルのスポーツ現場でアスリートのメディカルサポートに携わってきた。

PHICISコース Level2について

   

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