2022年05月24日

コロナ禍で10代の2人に1人が体重増減「生活習慣の変化とダイエットに関する調査」タニタが実施

コロナ禍で3人に1人は体重が増加するも、4人に1人は計測習慣が見られず
10代では生活習慣の変化により、2人に1人の割合で体重が増減

健康総合企業の株式会社タニタは、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響で健康に対する意識が変化する中、「生活習慣の変化とダイエットに関する調査2022」を実施した。

今回の調査で特徴的だったのは、コロナ禍による外出自粛やテレワークの浸透により、通勤や通学の機会が減るなど自宅で過ごす時間が長くなっていることによる身体活動量の減少や間食の増加などにより、3人に1人の割合で体重が増加していること。これに伴い、全世代で「ダイエットの必要性を感じる機会が増えた」との回答が目立った。

一方で、調査した4人に1人に計測習慣がないという実態も明らかになった。生活習慣の変化では、特に10代にその傾向が顕著に現れ、就寝や起床時間が遅くなったことによる睡眠の質の低下、栄養バランスのとれた食事機会の減少、インスタント食品を摂る機会の増加などにより2人に1人の割合で体重が増減。健康面への影響が懸念される結果となった。

同調査は、全国の15歳から69歳の男女1000人を対象に、2022年3月25~27日の3日間、インターネットリサーチにより実施。

体重が増加した要因は身体活動量の減少が大きく、その原因として30.6%の人が「コロナ禍で通勤・通学での外出の機会が減った」と回答。食習慣では、調査した26.6%の人が「間食の機会が増えた」、30.1%の人が「甘いものを摂る機会が増えた」と回答しており、コロナ禍で在宅時間が増えたことが間食頻度増加の原因の一つとして考えられる。このようなことから、全世代で「コロナ禍で体重が増えた」と回答した人は33.7%となり、増加体重の平均は3.4kgとなった。

このような生活習慣の変化は、特に10代に顕著に現れ、具体的には、学校では多くの授業を対面からオンラインに切り替えたことから、42.8%が「通勤通学での外出の機会が減った」と回答したほか、運動教室やサークル活動が中止になった影響で「スポーツ・運動する量が減った」と回答した人の割合も40.4%と、いずれもほかの世代に比べ高くなった。

このほか、就寝時間と起床時間について質問したところ、「遅くなった」と回答した人はいずれも4割を超えた。この睡眠リズムの乱れから「寝つきが悪くなった」と回答した人が25.3%、「すっきり起きる回数が減った」と回答した人が30.1%にのぼり、睡眠の質の低下傾向が見られた。

同じく食生活についても、「バランスの良い食事を摂る機会が減った」と回答した人の割合は19.9%、「インスタント食品を摂る機会が増えた」と回答した人の割合は32.5%と、いずれもほかの世代と比べて高い結果となった。

このようなことから、10代では「体重が増えた」と回答した人が35.5%となる一方、13.3%が「体重が減った」と回答。10代のおよそ2人に1人に体重の増減が見られました。この体重増減者の割合は、ほかの世代に比べて高く、生活習慣の顕著な変化とあわせて健康面への影響が懸念される結果となった。

■「生活習慣の変化とダイエットに関する調査2022」の詳細は下記より

https://www.tanita.co.jp/cms/press/pdf/2022/lifestyle_research.pdf

   

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