2024年12月14日
ボールにたくさん触るための動き
セレクションでは、ゲームの中でたくさんボールにからみ「目立つ」ことです。
選手がボールにたくさん触れるために必要な動きは6つあります。
(1) 常に自分のポジションを起点にして動き出す
(2) ボールを持っている味方から パスをもらいやすい場所に動いていく
(3) ボールを持っている敵からピッチボールを奪うためところせましと動く
(4) ボールを持ったらドリブルで運ぶ またはシュートが打てそうな場所にいる味方にパスを出す
(5) ゴールにからむために走り込む 必ずフィニッシュに参加する
(6) ワンプレイ終わったらすぐに小走りで自分のポジションに戻る
とにかくこの繰り返しです。
『ボールを奪う(引き出すも含む) → 運ぶ(パスをする) → フィニッシュにからむ』
この一連も流れの繰り返しです。
ここで考えなければいけない点は、ボールがあるところにばかり行って、ボールをとにかく追いかけることに終始してしまってはいないか、ということ。実はこのパターンが非常に多いのです。
とにかくボールを追いかけまわす動きをしていたら必要以上に疲れます。
チェックするコーチが、「効果的な動きができているなあ!」「運動量が豊富だなぁ!」「プレイにたくさん絡もうとしているなぁ」と感心することはありません。ボールをただ追いかけ回るのではなく、常に自分のポジションに陣取って、
『ボールを奪う(引き出すも含む)→運ぶ(パスをする)→フィニッシュにからむ→ポジションに戻る』
を意図的に繰り返しているのを見てとれた瞬間だと思います。この一連の動きが「速くて」「正確で精度が高く」なればなるほどよいでしょう。
逆に不合格になるポイントも見えます。
・ボールを奪いに行かない
・味方からのボールを引き出す動きがない
・持ったボールを運ばず、ボールをはたくだけ
・フィニッシュにからまない
このような形になってしまうと必ずセレクションでは落ちてしまいます。結局ゲームの中で効果的な動きが出来ていません。