2020年03月15日

「ユニフォーム規定の運用緩和」競技者の負担軽減 JFA第3回理事会

JFAは3月14日に第3回理事会を開き、「選手の用具に関する運用緩和について」の決議事項では、現行のユニフォーム規程からユニフォームの運用に関する部分を削除し、ユニフォームの運用だけでなく、競技規則であるアンダーウェアやソックステープの色についても、大会要項に明記することで運用緩和ができるようにすることになる。

チームや保護者等からの「運用が厳しすぎる」という意見を反映

JFAは、
「これまで、ユニフォーム等の選手の用具の運用に関して、グラスルーツの地区レベルの大会まで全国大会のルールが及んでいるケースがあり、チームや選手、保護者の方々から運用が厳しすぎるという意見も多くいただいている。
本来であれば、グラスルーツの競技会においては、大会要項に規定することで、状況に応じて柔軟に対応していただいて良いのですが、実際は『日本サッカー協会の規程に準ずる』等、全国大会レベルのルールがそのまま適用されていたりするのが現状」
として、現行のユニフォーム規程からユニフォームの運用に関する部分を削除し、ユニフォームの運用だけでなく、競技規則であるアンダーウェアやソックステープの色についても、大会要項に明記することで運用緩和ができるようにする。

これは、多くのサッカーファミリーが大きな負担なくサッカーを楽しめるようにとの思いで進める運用緩和で、2021年度に各地で実施できるように下記のスケジュールにて進めていく。

1.運用緩和開始とユニフォーム規程の改定のスケジュール
2020 年 4 月 JFA 主催大会の大会要項にて運用開始
2020 年 10 月ユニフォーム規程改定

2.各競技会のレベルに応じた選手の用具に関する運用緩和の内容
(1) ソックステープ等の色
① ソックステープ等の色は問わない
(2) アンダーシャツ、アンダーショーツ、タイツの色
① アンダーシャツの色は問わない。原則、チーム内で同色のものを着用する。
② アンダーショーツおよびタイツの色は問わない。原則、チーム内で同色のものを着用する。
(3) 正・副 2 着のユニフォームの準備と組み合わせの決定
① ユニフォームは 1 着以上を持参(2 着以上が好ましい)。
② 対戦するチームのユニフォームの色彩が判別し難い場合、主審は、いずれのチームがビブス等を着用することを決定る。
③ ユニフォームのデザイン、ロゴ等が異なっていても、主たる色が同系色であれば着用することができる(ビブス等も可)。
④ ゴールキーパーのショーツ、ソックスはフィールドプレーヤーと同系色でもよい。

3.ユニフォーム規程の改定内容(予定)
2020 年 10 月の本協会理事会において、ユニフォーム規程を改定する予定。ユニフォーム規程はユニフォームを作成するための規程とし、次の運用に関する部分を削除する。
 第3条 〔着用義務〕
チームは、公式競技会の試合においては、当該公式競技会に登録したユニフォームを着用しなければならない。
 第4条 〔ユニフォームの色彩〕
3.チームは、公式競技会の試合会場に正・副2組のユニフォームを持参しなければならない。
4.主審は、対戦するチームのユニフォームの色彩が類似しており判別しがたいと判断したときは、両チームの立ち会いのもとに、その試合において着用するユニフォームを決定する。
5.前項の場合、主審は、両チームの各2組のユニフォームのうちから、シャツ、ショーツ及びソックスのそれぞれについて、判別しやすい組み合わせを決定することができる。

ユニフォームの運用に関する部分をユニフォーム規程から削除するため、各種競技会の大会要項でユニフォームを含めた選手の用具の運用について規定しなければならなくなる。(選手の用具の運用緩和を行わない場合でも、選手の用具の運用に関する規定が必要となる)。

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